Project Story

ららぽーと和泉開業プロジェクト インバウンドへの取り組み

住宅街に、楽しみを生み出す場所をつくる。

大阪都心のベッドタウンとして、人口増加の一途をたどってきた和泉市。買い物や遊ぶところといえば、大阪市街地まで電車で40分。そんな場所に、ららぽーとをつくる。まだ建物もできていない頃、駐車場に建てたプレハブ小屋でプロジェクトチームは始動しました。出身地である大阪をもっと盛り上げたいとプロジェクトに参加した、オペレーションセンター(以下OPC)の馬場。入社4年目の若手の、同じくOPCの島田。そして、各施設の開業サポートを専門に行うため2014年1月新たに新設された、開業サポート室の藤林。半年以上を費やし、プロジェクトチームの開業準備は進みました。2014年10月29日のプレオープンには何千人という行列ができ、オープン後も駐車場は連日満車。地域の皆様に末永く愛される施設を目指して、ららぽーと和泉は動き始めました。

新しい商業施設を生み出すことは、ゼロからイチを生み出すというとカッコいいけど、毎回ゼロからではやっぱり大変。これまで多くの商業施設を立ち上げてきた私たちの持つノウハウを、会社としてより強固なものとして蓄積して将来に活かしていくために、2014年1月に新しく立ち上がったのが開業サポート室です。
開業サポート室のミッションはOPCからの質問に過去実施した例からアドバイスをする、知恵袋的な存在になったり、実際に店舗と接しているOPCとは逆に、全体を俯瞰する進捗管理を行ったりと、多岐に渡っています。今回、開業サポート室の一員としてららぽーと和泉の開業に携わることとなった際、施設としての基本をつくり、OPCをサポートしていくことが私の仕事だと考えていました。オープンの日は初めてのことも多ければ、想定外のことも多い。施設全体がちょっと浮き足立ってしまうものです。その中で、行列の誘導はどうするか、近隣の交通渋滞への対応策は、と考えられることを、事前に綿密な打ち合わせを行ったうえで、当日は現場への無線でひとつひとつ指示を出す。大きな節目であっても、過去を生かしながらいかに全体を見ていられるか、も私の役割です。
私たちのノウハウという土台の上に、お客様が何度来ても楽しめるような工夫を店舗やOPCが積み重ね、いい施設に変わり続ける。それが当社の掲げる「経年優化」だと考えます。OPCからも店舗からもお客様からも、何十年と愛される施設を日本中に生み出せるよう、もっと強い土台を考え続けたいと思っています。

施設の運営・管理をするOPC。開業業務の多くは、私たちが担います。開業プロジェクトは、OPCそのものをつくることから始まりました。プレハブ小屋に電話を設置して、電気を通す手続きをして。みんなが全力でいい施設を目指せるように、場を整えることも重要な開業業務のひとつで、私の担当業務のひとつでもありました。それは施設に入っていただく店舗に対しても同じこと。大量の必要書類を準備したり、オープンに向けて店舗の責任者と売り上げ目標や、どうやったらお客様に楽しんでいただけるかを話し合ったりします。私は約40店舗の運営を担当していますが、ときに下支えしながら、ときに一緒に考えながら、オープンの日を迎えました。
施設のオープンは大きな目標のひとつではありますが、私たちOPCの業務はそれで終わりではなく、これからずっと施設のある限り続きます。そういう意味では、オープンはひとつの通過点に過ぎないのかもしれません。そして、ひとつひとつのことは通過点ですが、ふと振り返ってみると、たとえ短い間でも、それぞれ店舗は日々改善を重ねて変わっていることを感じます。
オープン後のある日の帰り道に施設を見上げた時、それまでは「建物」だったららぽーと和泉が、オープン後は「生き物」になったと感じたことがありました。商業施設を「生き物」として誕生させるのが開業業務の醍醐味だと、振り返って感じた瞬間でしたね。
これからは、その「生き物」であるららぽーと和泉を日々どうやって成長させて、お客様のためにどんな場所にするか。店舗とOPCが一緒に考えながら、よりよい施設を育てていきます。

開業準備の中で、私は販売促進(販促)チームとして、主に媒体制作や広報を担当しました。一言で販促と言っても、その仕事は多種多様。たとえば館内の案内サインやフロアガイドの制作。全218店舗の店舗名や電話番号まで、いかにわかりやすく、正確に情報をお伝えするか。一文字のミスも許されない、商業施設の信頼に関わる重要な仕事です。またグランドオープンに向けた販売促進では、広告代理店と一緒に、様々なプロモーションを企画していきます。地域の情報誌などに特集ページを設けたり、グランドオープン時の折込チラシの制作など、その土地の世帯数や年齢層などのマーケットを踏まえて、どんな媒体で、どんな魅力を発信するかを考えていきます。私たちのプロモーションが、商業施設のスタードダッシュを左右すると言っても過言ではありません。入社4年目の私にとって、それは大きなプレッシャーでしたが、とても良い経験になったと思っています。
実際、私たちの行った施策は、お客様から大きな反応を頂くことができ、大盛況でオープンの幕を開けることができました。それまで、誰もいなかった施設に、たくさんのお客様が入ってくる瞬間は、とても感動的だったことを覚えています。でも、私たちの仕事はオープンしたら終わりではありません。大切なことは、行った施策に対する検証だと考えています。上手くいったことも、いかなかったことも、お客様の生の声を、次の施策に反映させていく。そうして、もっと多くのお客様に足を運んでもらうことが私のミッションだと思っています。