社員インタビュー

施設の未来を見つめ、
戦略的に価値向上を
考える

運営推進部 運営課

古賀 健太郎

2018年入社
(前職:サービス業)

現在の仕事

施設、ご出店企業さま、施設開発者を
つなぎ、任された館の価値を高める

現在、都内2拠点の商業施設に対する運営推進業務に携わっています。運営推進業務の特徴は、“施設”と“ご出店企業さま”と“施設開発者である三井不動産”の間に立ち、戦略的に担当施設の価値向上を図るところにあります。
高いウエイトを占める業務は、「法人リレーション業務」と「出店契約業務」です。「法人リレーション業務」では、ご出店企業さまの本部担当者に対して、季節イベントやセールなど施設側で設定した販促施策への協力をお願いしたり、施設売上や入館者の動向をお知らせしたりしています。ご出店企業様の売上向上につながるよう、集客力のあるブランドの傾向をお伝えして出店意欲の向上を図るなどして、施設が私たちの描く理想的な状態になるよう着地点を定めて働きかけをしています。
一方の「出店契約業務」は文字通り店舗出店のための契約業務で、施設開発者とご出店企業さまそれぞれにあるご要望の間で、契約内容の調整と両社への交渉が主な役目となります。ご出店企業さまにご納得いただき、気持ちよくご契約いただけるよう、コミュニケーション力はもちろん、ご出店企業さまの視点に立てる想像力や巧みな提案力、提案の完成度を高める精緻な情報収集力など、さまざまな力が試されていると感じています。

印象に残るエピソード

施設を知る者にしかできない提案が、
施設開発者を動かす

当社では現在、全社をあげた「提案力の強化」に取り組んでいます。施設内の区画設計や出店店舗の決定は商業施設の持ち主である施設開発者が行うため、この点で私たちがイニシアティブを握ることはできません。しかし、施設をよく知る私たちにしか見えてこない施設の課題や改善点は多分にあり、運営課では現在、積極的に施設内の改装や入居店舗の業種に関するマーチャンダイジング(以下、MD)提案を進めています。
例えば、私の担当する施設では、数年先の同時期に、複数の店舗区画が契約満了を迎えます。そこで私は、新たなコンセプトをもったエリアに生まれ変わらせたいと考え、施設開発者に提案を行うことにしました。課内やオペレーションセンターと入念に施設の強みや課題を分析し、賃料の試算や工事計画の策定まで約半年かけて準備。以前の当社であればまず行わなかった一歩踏み込んだ提案となりましたが、努力の甲斐あって、提案した内容の一部は改装の方針に組み込まれ、数年後には私たちの思いがこもった施設リニューアルが行われる予定です。

今後のビジョン

「経年優化」にふさわしい
従来にない施設をいつかこの手で

積極的にMD提案に取り組むようになり、来館するお客さまのニーズを分析して施設開発者に伝えられるのは自分たちしかないと、以前に増して強く感じるようになりました。まだMD提案は始まったばかりですが、施設開発者に「当社の提案ならば、ぜひ検討しよう」と思っていただける関係性を築き、いつか従来の施設形態にとらわれない施設を生み出してみたいですね。
三井不動産グループには「経年優化」という言葉がありますが、モノ消費からコト消費さらにトキ消費といわれる今、自らの提案で既存の施設を現代にふさわしく生まれ変わらせられたらと思うと、想像するだけでわくわくします。

Carerr

  • 大手サービス企業のホテル部門に入社

    新卒時の就活では、誰かの喜ぶ姿を身近に感じながら、かつ多様な業務経験を積める環境を求めて、全国で宿泊・レジャー施設やブライダルサービスを展開する大手サービス企業に入社。同社のホテル部門でフロント業務に従事した後、旅行会社との商談や予約コントロールを行うセールス業務を担当。

  • 長い目で人生を考え、転職を決心

    仕事を通してさらに成長したいと強く思い始めた頃、ちょうど結婚も考えており、自分の挑戦として、また今後の家族との時間を大切に考え転職を決意。

  • チームワークで進める仕事に惹かれ、当社へ入社

    転職活動での会社選びの軸は新卒時と変わらず、人の笑顔を直接的に感じられることと、多彩な業務経験の機会があること。改めて家族や友人が笑顔になるシーンを想像した時、商業施設が思い当たり当社を志望。どんな業務であってもチームで進めるワークスタイルも魅力だった。

  • 「ららぽーと湘南平塚」に配属

    2018年~2021年まで「ららぽーと湘南平塚」のオペレーションセンターにて、店舗運営に加えてES・CS業務、売上金管理業務、施設管理業務などを担当。さまざまな年齢層の出店者さまと時間をかけて関係性を築く中で、コミュニケーションスキルが各段に上がったと実感。それを買われてか、新入社員のトレーナーにも抜擢。

  • 現部署へ異動、育休も取得

    2021年4月より現部署へ。現在、都内2拠点の運営推進業務に従事。2022年には第一子が誕生し、約2ヶ月にわたる育児休業を取得。職場のみなさんのサポートのおかげもあり、一生に一度しかない貴重な時間を子どもと過ごせたことは、仕事では得られない貴重な経験であり、父親としても一歩成長できたと振り返る。

メッセージ

愛される施設を生むために
主体的に活躍できる環境がここに

当社は、商業マネジメントのプロフェッショナルとして、ららぽーとをはじめとした商業施設を長年支え、そして、今まさに提案力に強みを持つ企業に生まれ変わろうとしています。この過渡期に、前職の経験を活かしながら主体的に商業施設の運営に関わることは、とてもクリエイティブな体験になると思います。三井不動産グループへの信頼も手伝い、出店者さまとの多種多様な販促施策やコラボレーション企画も推進しやすい環境です。愛される商業施設をこの手でつくってみたいという方と働ける日を楽しみにしています。