仕事インタビュー
リアルな現場とデジタル技術をつなぎ、
お客さまに選ばれ続ける買い物体験を創出
関森 悠斗
DX推進部 DX推進課
2015年入社
PROFILE
入社後、三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島に配属され、店舗運営を担当。4年目に情報システム部(現DX推進部)に異動。以来、ポイント管理システム、三井ショッピングパークアプリ等を担当。2020年の部署名改称に伴い、DX関連の多岐にわたる業務に従事。
多くの人に楽しい買い物体験を提供したい。
その想いを叶えるために。
入社を決めたきっかけを教えてください。
高校時代から洋服も買い物も好きでした。当時の買い物といえば、ECサイトではなく、実際に商品を手に取って、形や素材を見ることができるリアル店舗でするもの。ショップスタッフの方との会話での新しい発見や、自分で足を運ぶことで知らないショップと出会える楽しさがある。そんな宝探しみたいな醍醐味は、リアルじゃないと体験できないものです。多くの人に、私のように買い物で新しい出会いやワクワクする気持ちを体験してほしい。そう考えていたときに、当社の説明会で商業施設の運営管理という仕事を知りました。商業施設なら、商品だけでなく、その場の雰囲気も含め施設全体で楽しい買い物体験が提供できる。さらに、当社は複数業態の商業施設を展開しており、それぞれが異なるノウハウを蓄積していることも大きな魅力でした。
デジタル技術を活用して、
いかに商業施設運営を進化させるか。
現在はどのような仕事をされていますか?
入社4年目に商業施設での店舗運営担当から、現在の部署に異動しました。三井ショッピングパークアプリなどの既存システムの運用保守・改修といった「守り」の業務と、デジタル技術の活用による社内の業務効率化や働き方改革、お客さまに選ばれ続ける買い物体験の支援といった「攻め」の業務を担っています。実は店舗運営業務にやりがいを感じていた中で、全く知識のないシステム系の部署への異動を告げられたときは正直ショックでした(笑)。しかし業務に取り組むうちに、リアル施設とデジタルで手段は違っても、最終目的はお客さまに楽しい買い物体験を提供することであり、そのためにあらゆる創意工夫を重ねる点では同じだと気づいたのです。システムの知識は必要ですが、それよりも大切なのは、システムを活用して何を実現するか、そしていかに商業施設運営を進化させるか。その戦略を考えることが命題だとわかったとき、仕事が急に面白くなってきました。
これまでにない新しいことに挑む。
そのアイデアの源泉は現場にあり。
これまでの手がけた仕事の中で印象に残っているエピソードは?
まず一つは、社内情報を発信・閲覧できる社員向けのポータルサイトを刷新させたことです。より使いやすいものにするため、社員からアンケート収集や直接ヒアリングで、本当の意味で業務効率化につながる社内ポータルの構築を目指しました。何よりも収穫だったのは、ゼロからサイトを構築するプロジェクトを担えたことで、その進め方や関係部署の巻き込み方を知れたことです。そしてもう一つ、リアル施設でのお客さまの購買行動を、デジタル技術を活用して情報収集する仕組み作りに挑んだことです。例えば、お客さまの施設内での回遊の仕方が把握できれば、よりお客さまの想いにマッチした施設づくり・店舗づくりが可能になります。こうした新しい「攻め」のアイデアの源泉は、商業施設の現場にあります。自分の経験に加え、いま現場にいる同期などから情報を収集し、「デジタルの知見を使えば、こういうことができるんじゃないか」と想いを馳せることから、施策のプランニングがスタートします。ゴールが示されていない取組みだけに実現化までは茨の道ですが、そこに醍醐味もありますね。
リアルとデジタルの両方を経験し、
商業施設運営のプロフェッショナルへ。
では、これから挑みたいことは?
これまで当部署で蓄積されてきたデジタル技術の知見を活用して、商業施設の現場では思いつかないような新しいことを提案していきたいですね。もちろん、そのためには現場との密な連携が大切です。現場が抱えている課題や、もっとこうしたいという想いを拾って、そのソリューションを実現できれば、もっと多くのお客さまに選ばれ続ける買い物体験を提供できるはずです。一方、5業態全ての部署を経験したいとも思っているので、ゆくゆくはまた現場に行きたいという気持ちもあります(笑)。ジョブローテーションで様々な部署を経験しながら知見を増やしていき、商業施設運営のプロフェッショナルになりたいと思っています。